9月14日(土)、ブルーのシャツに赤黒のストライプのネクタイ姿の男声合唱団が桶川市の響き森市民ホール満員の600人の観客を魅了した。当合唱団は男性合唱団「メンネルAEC」(メンネルはドイツ語で男性)。第7回演奏会は4ステージに分かれ、ドイツ語、日本語、英語の歌が披露され、第3ステージでは女性合唱団「コールマーガレット」が友情演奏で花をそえた。第4ステージ(テーマ学生王子)は語り手と女性ソプラノの歌い手も加わり、英語のミュージカル曲でドイツ舞台とした学生王子の悲恋物語を悲哀を込めて歌い上げると観客席から万雷の拍手がおこった。
当合唱団は埼玉県合唱連盟の理事も務める指揮者の須田信夫氏(59)を中心に本格的な合唱団をめざしている。団員は26名、上尾、さいたま市などを中心に30歳から84歳まで幅広い年齢の人で構成されている市民合唱団であるが、平均年齢は60歳後半だという。団員には、最高齢で埼玉芸術劇場の蜷川劇団の団員や海外の演奏会に自主参加する人などがいるタレント集団でもある。指揮者の須田氏は「練習は上尾市の幼稚園で毎週日曜日の午後三時間。発声の基礎練習を一時間みっちりと、その後合唱組曲、ミュージカル曲、日本の詩曲など多彩な歌曲をオリジナル言語で歌いこんでいる」と熱っぽく説明してくれた。
(市民記者 太田順治)
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