昨年5月に緑区制10周年記念事業として誕生したマスコットキャラクター「緑太郎」。同年9月には着ぐるみも製作された。同区の魅力を込めたインパクト抜群の姿で、じわじわと人気を集めている。
大きな頭は地元にある日本最大のサッカー専用スタジアム「埼玉スタジアム2002」。顔は地元出身の武笠三が見沼たんぼの風景をモデルに作詞した唱歌「案山子」にちなんだ。服装は「見沼通船堀」の船頭さん。見沼通船堀は日本最古の閘門式運河で産業交流の発展にも役立ち現在は国指定史跡になっている。
同区職員の飯塚学さん(46)は「緑太郎を通して、区の魅力や情報をたくさん発信していきたい。そして自分の住むまちに愛着を感じてもらえれば」と話していた。デザインと愛称を区民から募集、デザインについては区民投票も行った。緑太郎のイラストは営利目的以外なら誰でも使用できる。
大間木公園で開催されたたこ揚げ大会で緑太郎が会場に現れると歓声が上がり、握手や写真撮影を求める人たちに囲まれた。同区の満井光君(8)は「自分の住んでいる区にキャラクターが誕生してうれしい」と笑顔で話した。
今後の活動予定は、さいたま市ホームページ「緑太郎お出かけ情報」に随時掲載するという。 (赤羽恵理)
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